第20話 日本一イベントってなんだろう
さて、皆様は七夕というお祭りはご存知ですか?
そうです。怠け者ひこぼし君と、可愛いおり姫さんが年に一度天上で再開できる日です。うちの下の娘が保育園から聞いてきた話だと、七日七日にお会いしましょうって、おり姫が言ったのを、七月七日にお会いしましょうと聞き間違えたせいでこうなったんだとか。怠け者の上にオオボケ君なわけです。こう聞くと、こんなオオボケ夫婦のために日本中が一喜一憂しているのはなんと言うことなんだと思ってしまいます。
■どんなオオボケまつりでも
で、また、さて、と始まるわけですが、このオオボケなものを祭ったおまつりとして、全国各地に七夕まつりが有るわけですが、私の住む安城市では、安城市民が一年をかけて準備して燃え上がるおまつりがこの七夕まつりです。驚くなかれ、この安城市にこの3日間で100万人以上の人が来るのです。札幌雪まつり級に客がいるなんて僕には信じられません。
いつもはこのお祭り、人ごみがきらいなので、出張してスルーをするか、家族とチョット見物するかだけなのですけど、今年は「愛フェス2009」などというおかしなイベントに関わってしまったせいで、出展者として出店を出す側になってしまいました。で、先日9日にこのイベントが終了しました。もう3日間事実上の責任者なので出ずっぱりだったので未だにフラフラです。
■安城の七夕まつり
愛フェス2009の話も書きたいところなのですが、今回は安城七夕まつりにみる地域活性化のお話を少し。というのも、この安城七夕まつりさして歴史の有るものでもなく、特に特徴の有るものではありません。更に言えば、飾り付けもすごいわけでもありません。なんだか悪口ばかり並べていますが、本当にたいしたお祭りではありません。
でも、100万人も来るのはなぜなのかなと、他の七夕まつりとの違いを考えると、なんともいえないショボイ理由に思い当たります。それは、「自分たちが楽しんでいる」というのと「身の丈の集合体」ということです。
安城の七夕まつりは、知らぬ間にほぼ全ての市民がその準備に携わります。人口が増えているけれども、それなりに自分のお祭りなわけです。当然、その余力と思い入れと気合に応じて、その参画の度合いは違いますが、基本的に参加しているみんなが楽しんでいます。僕の出しているブースの名義上の責任者(その上いくつもの責任者を掛け持ち)は、なんと最終日にバンドを組んで出演して楽しむ始末。とにかく、自分たちが出る側として徹底的に楽しんでいるのです。
そして、誰も無理はしているようでしていないということです。それに加え、それぞれの人がそれぞれの立場で、リソースを提供します。商業者は商業者として、行政は行政として、市民は市民として、みんな自分のできることをできる範囲でしています。
■日本一のイベントをつくるには
こういうスタンスにいつからなったのかは知りませんが、多分これが安城の七夕まつりを来場者数で日本三大七夕へと引き上げ、今年から「願いごと、日本一」というキャッチコピーのもと新しい市民参画の七夕へと市民が愛着を持って育てる七夕へと進歩させているんだろうなと実感できました。
とはいえ、安城市民の実感がうすい僕には、まだまだ楽しみきれないし、身の丈でもない参画になってしまいました。とにかく、日本一を作るのは「無理せず楽しく」が本当のキーワードなのかもしれません。
安城七夕まつり
http://www.anjo-tanabata.jp/
愛フェス2009
http://ifes.jp/
