第22話 地域を作る地域のイベントって
さて、北海道はそろそろ雪虫も舞って、冬の足音が聞こえてきていることでしょう。ちなみに愛知は今日現在、日中の最高気温は25度。これじゃ、普通に北海道の夏と一緒です。日本列島というのは実に広いなと思ってしまいます。この日本で、地域を一様だなんてとらえるのはほぼ不可能だなと、自然条件だけを考えてもとってもよくわかります。
■別に日本列島を引き合いに出さなくても
先日、私の住む市のPTA連絡協議会主催の「わいわい交流会」というイベントに参加してきました。まぁ、安城市内各地のPTA役員のプチしゃべり場という感じで、関心テーマごとに分かれて、うだうだお話をするものです。なんか知りませんが、僕等の班は「PTAと地域の連携」をテーマにウダウダしゃべる会になりました。班の司会進行は私が相勤めさせて頂きました。
内容はさておき面白かったのが、同じ安城市内なのに二派に完全に状況が分かれたことです。こんな狭い市一つ取ってもその中に、さらに細かに地域という単位があって、それぞれの地域に個性があるということです。地域を語るのに、「○○市は」とか、「○○県は」なんて一くくりで論じても、実はあまり意味のないことなのかもしれません。
■で、いい地域ってのはなんなのか
この二派の間の議論は、ある種の平行線なのですがいい地域ってのはなんなんだろうと思うわけです。二派の一つは、古くからの地域で、子供を地域の子供として叱ってくれるような地域です。下手をするとコンビニが一軒もないという地域だったりします。もう一つは、団地やマンション人口が急速に増え、都市型の便利な地域です。コンビニどころかショッピングセンターも複数立地されていて便利きわまりありません。
後者の都市型地域ってのは悩み事は、メディアでもよく言われるところ話題で、地域のつながりが薄いということに尽きるのかと。人はいるけど、知り合いではなく相互に助け合ったり、子供の見守りをしてくれるわけではないということです。前者の田舎型地域の人々の話は、これに対して普通に聞いていると、すぐれた地域で、隣近所皆顔見知りで、子供の安心安全どころか、叱ってくれて教育までしてくれるという話です。
一見すると、田舎型地域というのは非常にすぐれたいい地域という風に見えるのです。
■地域には共通の悩みもある
実は、共通の悩みもあります。それは、僕等現役世代といわれる20代から40代の人間が著しく少ないということです。人口はいるんだけれど、地域の活動の戦力にはなりにくいという現実です。なぜかといえば、みんな仕事で忙しいわけです。
実は、この問題は非常に田舎型地域には、都市型地域以上に深刻なダメージになっています。なぜなら、田舎型地域のそのつながりの力というのは、非常に多くの小さな地域内イベントの実施によって成立しているのです。なので、お父さんに限らず、お母さんも含め、この地域の小イベントをすべて参加するだけであっても、もはや限界点といえる状況です。
なので、田舎型地域の現役世代にしてみれば、圧倒的に都市型地域のほうが住みやすかったりします。都市型地域の方は、町内会費などを数に任せて集めるので、変な話、地域イベントも金で解決してしまうという手法もあるのです。
■よりよい地域はどう作る
現役世代が地域にもう少し帰ってこれる労働環境ってのは重要でしょうが、それを除いても、地域のつながりをどれぐらいの濃さでどれぐらいの数を作るということを、戦略的に考えていく必要はあるのかもしれません。地域のつながりの強さが地域イベントの開催の回数に比例すると言っても過言ではないと思いますが、多くの数をやればやり切れず、やはり地域から人がすり抜けて行ってしまいます。どこに、その必要な地域イベントを地域ごとに再設計するのかというのは、重要な課題だなと改めて認識した次第です。
皆さんの地域はどうですか?
地域のイベントを一度羅列してみて、ながめてみてはいかがでしょうか。
