第1話 「印象とは」

 このたび縁あって、こちらにコラムを書かせていただくことになりました、アロマプロデューサーの石川愛美です。香りに興味を持つようになってから、様々な分野で香りが使われていることを知りました。テーマである「印象」は抽象的ではありますが、これがどのように香りを結びついていくのか、心理的な側面も含めて皆様に伝えていけたらと思っています。

さて、皆様私の写真を見ていただいてどのような印象をお持ちになられたでしょうか?

 「印象」とは、「強く感じて心に残ったもの。感銘。対象が人間の精神に与えるすべての効果。」と広辞苑では定義されています。これはとても漠然としたもので、人が受ける印象は人それぞれ異なります。

 私の写真を見て、好意的に思われた方もいれば、否定的に思われた方もいると思います。その感情が印象といえます。では写真を見て、「私」という人間を判断するのに、どれくらいの時間がかかったでしょうか?

 人が最初の印象=第一印象を抱くまでの時間は、心理学では、約3~7秒間といわれています。この「第一印象」は、強いイメージとして残り、その後もその印象の50%以上を占め続けるようです。つまり、その印象を変えるためには長い時間がかかったり、理解してもらおうと説明をしたりしなければならず、この「第一印象」というものはとても重要であるということとなります。

 私たち人間は、必ず社会という枠組みの中で生きています。人間は、社会の中で生まれ、生活をしています。家族という最少単位のものから、学校や会社、国といった集団や組織の中に必ず存在し、生活しているのです。そして個人の心の働きや行動は、この社会的環境に大きく影響を受けています。初めて受ける外部からの影響がそのものに対する印象となるのです。

 自分が相手に与える印象、相手が自分に与える印象。これは、人に限ったことではありません。場所や空間、集団、組織などに対しても、人は印象で判断しています。

 ではどうしたらよい印象を与えられるのでしょうか。次回からは、そのことについて、いろいろな側面から書いていきたいと思います。

 さて、ここまでお読みいただいて、私の最初の印象がかわりましたでしょうか。実際にお目にかからずに、私という人間を理解していただくのは大変難しいことだと思います。私のコラムを読むうちに、少しでも良い印象を与えられればと願っております。